どんなお料理も引き立てる粉引きのうつわ。
こんにちは。おてんちゃんです。
岐阜県土岐市生まれの美濃焼の陶芸家、赤根真次さんは、美濃の五斗蒔土の中でも粒子の粗い土を選んで、粗野でいて使い易い「日常の器」を目指しています。ここでは粉引のうつわをご紹介します。
粉引(こひき)と言えば「白い器」ですね。
粉引は、温かみのある白い器ですが、白い器のことを、全て「粉引」と言うわけではありません。粉引は、粉引という技法の名前です。ベースの粘土の上に、白化粧という白い泥をかけ、釉薬をかけて焼いた器を「粉引」といいます。
器には、「有田焼き」「信楽焼」「備前焼」「瀬戸焼」という産地の名前のつくものがあります。その産地名とは別に、焼き物の技法の名前があります。「焼締」「灰釉」「織部」「白磁」「染付」「粉引」(ほかにもいろいろ)というものが、技法です。
ここでは赤根真次さんの粉引のうつわをご紹介します。
表面はザラッとして側面はへらで削った「しのぎ」が見られます。
お料理はなんでも引き立つ白地のうつわです。
シンプルな中に使いやすさと上品さが表れています。
赤根さんのうつわは繊細なぬくもりが感じられ、シリーズで揃えると
テーブルが温かい雰囲気に包まれます。
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