稀少な銘木を使用したこだわりのお箸。
銘木(めいぼく)とは稀少な材で杢目が美しく、また樹齢が長い木のことを指します。
具体的な定義はしっかりと決まっていませんが、その風合いや種類を問わずに見た目が美しければ銘木と呼ばれるようです。
当店わらいやでもこの「銘木」を使用した商品を何点かご紹介しておりますが、今回はその中でも「お箸」に使用されている銘木をご紹介したいと思います。
1.槐(えんじゅ)
中国北部を原産とする針葉樹で、大気汚染などに強く丈夫であることから公園や道路などによく植えられている木です。
10mから25mほどに成長し、沢山の葉っぱを茂らせます。槐の花や実には体に良い成分が含まれていることから、中国などでは漢方薬としても利用されてきました。
また「エンジュ」という読み方から「延寿」の木とも言われ、頑丈なその性質からも「出世の木」「長寿の木」として大切に扱われてきました。
縁起の良い木として、槐を使用した商品は贈り物としても人気があります。
2.紅紫檀(べにしたん)
高級木材とされている紫檀。この紫檀から稀に強い紅色と黒褐色の木目が入り混じった特殊な材が取れることがあります。
この材を「紅紫檀」と言い、本紫檀の中でも稀少な木材として扱われています。
自然な紅色と木目は特に目を惹く美しさで、銘木の中でも趣は格別です。
3.黒柿(くろかき)
樹齢150年以上経った柿の木の中に、稀に心材に墨で書いたように真っ黒な模様が現れることがあります。
このような柿の木を「黒柿」と呼びます。黒柿はもちろん意図して作ることが出来ない100%天然のもので、さらに加工をするために「乾燥」という重要で緻密な工程をクリアしなければ製品化が出来ないのです。
大変稀少でその神秘性・芸術性の高さから、神社・仏閣にも使用されたり、天皇やその側近、大名や茶人など歴史上で有名な人の興味を引く当時から重宝されていた木材だったことが分かります。
1万本に1本の確率でしか見つからないと言われている黒柿。
熟練の技で製品化された商品は、一生の宝物になること間違いなしです。
どれも銘木と呼ばれる、稀少で見た目に美しく価値のある木材で作られたものばかりです。
素材の素晴らしさを知った上で、是非ご利用頂きたく思います!
以上、店長ひらたつでした!!
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