• 2015.5.25
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暑くなってきました!いよいよ藍の出番!?

日々、暑くなっていくのが分かる今日この頃です。陽射しも強く早くも夏バテを思わせるほどです。。。

暑くなればやはり視覚も大事でどうしても爽やかなブルーを好んでしまいます。

ジャパンブルーって知ってます?

普通の青よりも深い青。そう藍の事なんです。

1500年以上も前から日本に伝わっていた藍染は最古の植物染料とも言われています。藍染っていうと藍で染めたという感じですがインジゴの色素を含んだ植物であれば藍染は出来るのは意外なところ。よって、世界各地で以前から色んな技法で染められてきました。

藍はタデ科の植物で刈り取った藍を大きな甕の中に入れて石灰と混ぜて作られます。藍の泡が水面に出来ると染色が出来るようになります。染めたい糸や布を甕の中に浸し引き上げると空気中の酸素で酸化を起こし結果、青色に発色するのである。

藍に染めると生地が丈夫になるだけでなく防虫や殺菌の効果があり、また、使えば使うほどに変化していく色合いを楽しめるのも大きな魅力である。長く着れば色あせてしまう事もあるのだが染め直しが出来るのもこれまた大きな魅力である。

藍自体、解毒や解熱の効果があり人々の暮らしの中で大きく役立ってきました。庶民の間でもんぺや作業着として身近な存在であり藍の色を着ているのを見た外人がジャパンブルーと名付け、それから藍染はジャパンブルーとして人々から愛され続けてきました。

しかしながらそんな染料として活躍していた日本の天然藍も江戸末期にはインドから大量に輸入されるようになり、また、明治にはドイツで開発されたインジゴの輸入により天然藍の生産も激減し以後、栽培自体が禁止される事となりました。本当なら藍自体が途絶えるところでしたが徳島の藍の栽培者が生産を続けてきたことで現在でも伝統が何とか続いています。現在では天然染料による染色が見直しされています。

そんな歴史ある藍染は日本人には良く似合うのは当たり前なのです!私自身も着ていますが流行り廃りに左右される事なく長く着れるのは藍染ならではと実感致します。

その時々で色合いが違うのもオンリーワン的である。

ぜひ、この夏は藍染をオシャレに着こなしてみてはいかが?

以上、和雑貨専門店 四季彩堂 池本靖史(いけぽん)でした(^^)/

天然藍やインジゴの藍染で染められた小物達も続々、当店に集まってきていますのでチェックしてみてくださいね♪

 

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