瀬戸焼の伝統3つのポイント
本日は日本六古窯の一つ瀬戸焼についてのブログです。
伝統の特徴
東日本では陶磁器の代名詞にセトモノと使われるように、幅広く、戦国時代、多くの陶工、窯が美濃に移ってしまって衰退した瀬戸を復興させたのは、磁器の生産である。加藤民吉が有田に渡って技術を導入したのが始まりとされている。以来、器の代名詞としてセトモノといわれる程に今も食卓を飾る器の多くはセトモノであり、最も使われている磁器です。あらゆる色、形の豊富な種類があり、楽しめます。また、六古窯の中でも施釉陶器の焼成に成功した瀬戸焼は公家や豪族等から注文が殺到しました。
伝統の色
陶器、磁器ともにあらゆる色合いがあるが、陶器では赤津焼七釉が知られています。七釉とは灰釉、鉄釉、黄瀬戸、古瀬戸、志野、織部、御深井である。あらゆるものを作っている為、瀬戸の特徴は薄れ、赤津焼が瀬戸の伝統を受け継いだ格好になったため、赤津焼七釉となりました。
灰釉(かいゆう)とは日本最古の釉薬である。松や藁(わら)など植物の灰を原料とした基本的な釉薬。緑から黄、白濁色まで発色する。
鉄釉とは還元では青から緑系、酸化で黄から茶の発色。鉄分が溶け残ると褐色から黒と多彩である。
黄瀬戸とは中国の青磁の色合いを出したいと試みた結果、出来たのが黄瀬戸と云われている。柔らかな黄色は珍重されました。
古瀬戸とは鉄釉の一種で鬼板粘土を砕き、木灰などと合わせて作られました。
志野とは日本最初の白い焼物を作りました。中国の磁器を再現しようとしたもので高温で焼かれます。たっぷりとした白は磁器とは違う美しさがあります。
織部とは茶人の古田織部に由来し、造形、文様ともに型破りなところが特徴。鮮やかな緑は土灰釉に酸化胴を混ぜた物で酸化焼成で発色します。
御深井(おふけ)とは淡青色に発色します。徳川家の為に焼物を焼く御用窯の名古屋城内御深井丸に開かれたところから由来しています。
伝統の造り
茶陶や食器、日用雑器など陶器、磁器ともに多彩なものが作られてきました。
ん~なるほど!!奥が深いです~
また、次回お会いしましょう(^^)/ いけぽんでした!!
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