受け継がれる秀山ブルーをご紹介

九州は福岡県の焼物である小石原焼は1975年に陶磁器としては初めて伝統工芸品に指定されました。

生活雑器として歩みながらも「用の美」を確立した小石原焼には多くの窯元があり、伝統を受け継ぎながらも現代のライフスタイルにマッチした新しい作風に挑戦されています。

それは今日の小石原焼の発展となっています。

小石原焼は400年の歴史がある。今なお変わらぬ技法である飛び鉋、刷毛目、櫛目、指描き、流し掛け、打ち掛けなどで表現される独特の文様が特徴である。

どれも素朴でぬくもりを与えてくれる風合いが今、人気を集めています。

その窯元の中でもひときわ目立つのが青色が特徴のうつわたち。

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里見武士さん(秀山窯)の作品なのです。

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※三代目里見武士さん。

この深みある独特な色合いは3代続く秘伝の釉薬があるからこそ生み出されます。

この青色はShuzanBlueと呼ばれファンも多い。食卓に新しい彩りを与えてくれるまさに伝統とモダンがマッチした作品となっています。

初代 里見秀治

1918年生まれ。

1950年代から有田にて轆轤の職人として各窯元を渡り歩く。

1965年に現東峰村へ職人として招かれる。色釉を得意とし、九州北部には当時としては珍しい色の器作りに専念。

1975年に現東峰村 鶴に秀山窯を開窯。

二代目 里見重信

1950年生まれ。

1975年に7年間のサラリーマン生活を経たのち、父秀治に師事。このとき父と共に全く新しい藍釉を開発。廃坑になった炭鉱の鉄分を多く含んだ鉱石を使い独特の釉薬調合に成功。ShuzanBlueの礎を築く。

1988年に二代目秀山を襲名。陶板作品を得意とした。

三代目 里見武士

1975年生まれ。

1994年父重信に師事。

2016年現在に至るまでに数々の受賞歴がある。1999年にはニュージーランドに作陶留学するなど常に新しい感性を磨く。受け継がれてきたShuzanBlueを使い現代にマッチしたうつわは若い世代からも人気を集める。

これからもどんなBlueな作品が誕生するのか目が離せない!!

青色の冷たさはなく、どこかしらぬくもりを与えてれるのはShuzanBlueならではなのでしょうか?または里見さんの人柄が作品に表れているのでしょうか?

以上、これからも里見さんの作品を追いかけていきたい私、和雑貨わらいや 池本靖史(いけぽん)でした(^^)/

ShuzanBlueのうつわたちは食卓に新しい彩りを与えてくれます!!

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