寒さと雪と編み細工。

今日は大寒波により、日本各地で積雪や暴風が注意喚起されております。

 

今日はなるべく外出を控えるようにとのニュースも出ておりますので、皆様充分お気を付け下さい。

 

 

さて寒さと雪が関係している、伝統工芸「編み細工」。

今日はそんな「編み細工」にスポットを当ててみたいと思います!

 

「編み細工」の種類

奥会津編み細工には「ヒロロ細工」「山ぶどう細工」「マタタビ細工」の3種類がございます。

 

【ヒロロ細工】

「ヒロロ」(和名:ミヤマカンスゲ)を主な材料とし、手提げ籠などが作られています。

大雨の時の田んぼ仕事の時に着る「ヒロロミノ」などの原料でもあります。

 

【山ぶどう細工】

強靭な山ぶどうの蔓の皮を原料とし、手提げ籠などの製品が作られています。

かなり丈夫で使い込むほど味が良く出るのが特徴で、中には100年以上前に作られたものもあるくらいです。

 

【マタタビ細工】

マタタビ蔓を原料とし、米とぎざるや四つ目ざる等の炊事用具として用いられてきました。

皮を剥いたマタタビの幹を裂いて使います。

均等に裂くには熟練の技が必要な程難しいです。

水キレが良いことに加え、水分を含むとしなやかにしなり、また手触りも良いのも特徴です。

 

3種とも、採取から完成に至るまで全て手作業にて行われるため、様々な工芸品の材料として使用されています。

 

雪の間の手仕事

奥会津地方は、全国でも有数の豪雪地帯であり、雪国特有の生活文化が育まれてきました。

編み細工も雪国だからこそ継承されてきました。

農作業や山仕事が出来ない、雪で閉ざされた冬の仕事として継承されてきました。

 

編み細工の歴史は約2500年程前まで遡ります。

縄文時代に作られたいう縄や編み細工の断片が発掘されています。

親から子へ、子から孫へ長い年月をかけて継承されてきた伝統工芸です。

 

わらいやでもいいヒト、いいモノを発掘すべく、東北の人を見習って頑張っていきます!!

 

 

以上、店長ひらたつでした!

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