やちむんとは
沖縄の焼物である。食器や泡盛の容器として永く愛用されてきました。
14世紀に海上貿易の発達によって南方諸国の陶磁器が沖縄に入り込みそれに伴い焼物としての質が高くなり更には技術の向上につながった。
15世紀には酒も持ち込まれるようになり泡盛を貯蔵する甕(かめ)や壺が作られた。
その後、薩摩から招いた朝鮮人の陶工が朝鮮式技法を指導、その後中国式技法を導入し技術を向上させました。
1682年琉球王府により沖縄各地にあった窯が那覇の壷屋にに集められ壷屋焼となった。
近年では都市化に伴いのぼり窯が使用できなくなった壷屋から北部の読谷村に移行した窯もあります。
沖縄の土とサトウキビの灰を原料にするなど自然原料から出来る釉薬を使いながらモダンで使いやすいやちむんを多くの作家さんが作陶されています。
先日、沖縄で金城吉彦さんにお会いしました。場所は読谷村やちむんの里の工房にて。
優しい金城さんでした。見たままのお方でした。
吉彦さんはおじいさんが沖縄県で初の人間国宝となられた金城次郎さんのお孫さんにあたります。お父さんは敏男さん。
そのお父さんのもとで焼物を学ばれました。
以前は数量を作っていたが、現在は質にこだわって作陶されています。
現在は登り窯で年4回のペースで焚かれている。もちろん土から釉薬までを沖縄産で焚く際の松も琉球松を使用。
6部屋ある登り窯。4部屋目を吉彦さんが使用。共同で窯焚きされる。
代表的な魚の線彫はひと手間多く加えるなど一点一点丁寧に作られます。
そんな貴重な金城さんの作品がわらいやにも入荷。
ぜひ、やちむんの味わいをお楽しみ頂ければうれしいです。
ほ~んとにいいですよ~なんか雰囲気があるんです!!マグの写真は個人的に一押しです。
和雑貨わらいや いけぽんでした。
最近のコメント