夏のはきもの、日本のはきもの。
一口に「はきもの」と言いましても、様々な種類があります。
スニーカーやブーツ、パンプスやハイヒールなどなどシーンや季節によって履き替えるのも、四季がある日本人独特の文化と言えます。
・下駄を履くだけで健康に様々な効果が!
下駄を履くことによる健康への影響は、良いことが多いとして言われています。
一番わかりやすいのは、他のはきものと比べた時の「通気性」。
足の9割がさらされているわけですから当然と言えば当然ですが。。。(^_^;)
足の衛生面や開放感、水虫の予防などの良いことだらけなのです♪
また下駄の木の部分に触れることにより、足のつぼが刺激されます。
このことにより血液の循環が良くなったり、内臓の働きも良くするとも言われています。
また外反母趾の治療に効果があることは言われていますが、さらに偏平足にも効果があると言われています。
これは下駄を履くことにより、足の裏全体に体重が掛かるため「土踏まず」が形成されるためです。
保育園などでも小さな子供に下駄を履かせることを一環として行っている所もあるほどです。
・下駄の歴史
下駄が広く普及し始めたのは江戸時代の事。このころから様々な種類の下駄が考案されていきました。
ただやはり、一般的には普段下駄を履くというよりも、草履を履くことの方が多かったようで、「下駄専門店」というのは存在しなかったようです。
さらにもっと古くにさかのぼると、弥生時代などには「田下駄」と呼ばれる農作業に使われるための下駄が使われていたとされています。
用途も様々で上記のように普段履きや農作業に使われたり、背の高い一本歯の下駄は修行僧や僧侶が山を登るときの為に作られたなどと言われています。
・涼しげな下駄の音
下駄を鳴らす、と言われるように「カランコロン」と歩くときには良い音がします。
ここには靴との決定的な違いが表れています。
靴はかかとからの着地ですが、下駄はつま先からの着地になります。
下駄の様につま先から着地をする歩き方は、背筋が伸びてしっかりとした体重移動ができていないと大変歩きづらいです。
また逆に言うと正しい歩き方をすれば自然と姿勢が良くなり、とても綺麗に見えます。
下駄を履いている人を見ると、スッと目線が追ってしまうのはやはり日本人だからでしょうか?
今年の夏から下駄デビューしてみませんか?(^v^)
以上、店長ひらたつでした!
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