• 2017.6.18
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元気いっぱい!陶器の産地!~常滑焼編~

 常滑焼と言えば愛知県常滑市を中心として、知多半島内で作られた陶器のことを言います。

 

常滑市と言えば中部国際空港(セントレア)や大型ディスカウントストアのコストコ、イオンのショッピングセンターなど開発が進んでいる地域でもあります。

 

また陶磁器専門のショッピングセンターも出来るなど、地域として盛り上がってきているところでもあります。

 

 

・常滑焼と言えば①「招き猫」

常滑市には巨大な招き猫や、招き猫通りがあったりと町全体がたくさんの招き猫で溢れています。

 

日本全国で様々な招き猫が作られてきましたが、二頭身のふっくらした体つきに大きなたれ目、しっかりと抱きかかえた小判という現在の招き猫の原型はこの常滑から生まれたとされています。

 

九谷焼や同じ愛知県内の瀬戸市も生産地としては有名ですが、招き猫の生産量も常滑焼が日本一です。

 

・常滑焼と言えば②「急須」

常滑焼の急須と言えば、くすんだような朱色の急須を思い浮かべる方が多いのではないのでしょうか?

 

常滑は急須の産地としても有名で、前述の通り鉄分の多い陶土を使用した赤褐色のものが特徴的です。

 

更に急須に適するように改良され、耐水性に強く水を吸わないという特徴がプラスされていきました。

 

 

上記の事から常滑焼の急須で入れたお茶は大変おいしいと言われるようになりました。

 

また昔ながらの釉を掛けない作りの方が、朱色のもとである酸化鉄とお茶のタンニンが反応を起こし、お茶の渋みを程よく取れまろやかな味わいになると言われているからでもあります。

 

しっかりとお手入れをして使い込むことによってお茶の味も良くなります。

 

最近ではあえて釉を使うことで、黄色や緑、黒や茶色など様々な色を楽しめるようになってもいます。

 

用途によってよく選んでから購入するのがオススメです!!

 

・常滑焼の歴史

常滑焼の歴史は古く、平安時代末期よりおよそ900年ほどにも及びます。

 

常滑のある知多半島では多くの窖窯(あながま)が築かれ、山茶碗などが焼かれていました。

 

鎌倉時代に入ると高さ50cmを超える大きなかめや壺が焼かれるようになり、常滑港から日本全国へと広がっていきました。

 

上記でご説明を致しました朱泥の急須などは、中国からの影響で江戸時代末期から作られるようになったと言われています。

 

 

ちなみに今の「常滑系」の招き猫が確立したのが昭和25年頃と言われています。

 

ご興味のある方はぜひ一度、常滑に足を運んでみて下さい♪

 

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以上、店長ひらたつでした!!

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