琉球ガラス作家・具志堅充さんのこだわり
年末に沖縄に行ってきた時のお話し。
当店でも人気を集めている沖縄の琉球ガラス。その中でも確かな技術に裏打ちされた逸品を生み出される作家・具志堅充さんのこだわりを再認識致しました!
それは。。。
琉球ガラスの始まりである廃瓶から作る事です。
琉球ガラスの中でも種類があり主には原料の違いがあります。
昔はコーラーやジュースの廃瓶を溶かして瓶の色をそのまま利用していましたが現在では主にはソーダ石灰ガラスを使用しておりソーダ灰や石灰などを調合して作られています。主原料は珪砂(けいしゃ)と呼ばれる砂です。原料を調合する段階で色の元となる金属酸化物を混入して発色させカラフルな色合いを表現します。
廃瓶を使わなくなったのはペットボトルの普及により瓶が少なくなり入手が困難になったのが一因です。
具志堅さんは実家が居酒屋ということもあり泡盛の廃瓶が入手できる環境にあるのが幸いし、また琉球ガラスと言えば廃瓶からであるとの信念から具志堅さんの手によって作られる作品はすべて再生ガラスです。
※具志堅さんが使用されている泡盛の廃瓶
特徴は同じクリアでも少し青みが出る自然な色合いに独特な雰囲気が漂います。また、溶かしたガラスが固まりやすい為とても製作が難しいのも再生ガラスの特徴である。
因みに原料が違えば窯も違うためどちらの原料でも作れる訳ではない。
具志堅さんは独立前に培った技術で今なお、再生ガラスにこだわり続ける勢いある作家さんなんです!
オリジナル作品も依頼してきましたので出来上がるのがすごく楽しみです(^.^)
以上、和雑貨専門店・四季彩堂 池本靖史(いけぽん)でした(^^)/
再生ガラスにこだわり抜いた具志堅充さんの作品をぜひご覧になってくださいね!
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