備前焼の緋襷とは?
焼き締めの陶器に見られる赤い筋状の火色。これはうつわを重ねて焼成する際に溶着を防ぐために藁を巻く。その溶けた藁のアルカリ分と土の鉄分が化学反応を起こし赤く発色した模様である。藁のあとが見事にうつわに映し出されます。近年では溶着防止とは無関係に景色として作りだされている。
この緋襷は焼成の中でも一番といってもいいくらい難しい。藁の跡とは逆に土肌は白ぽっくなり火色との絶妙のバランスが緋襷をよりきれいに引きだす命である。土肌の色によって緋襷の景色が違ってくる。決して思い通りにならないのがやはり備前焼の面白さである。置く場所、その時の気温や湿度と全く同じ状況で作るのは無理である。
※同じ窯で作られたが火色や土肌の色合いが異なる。
だからこそ出会った時の感動は格段に違うのである。その一点一点表情が違う中から選び抜いた自分だけのモノは長く大切に愛用する事になるでしょう!
以上、和雑貨わらいや いけぽんでした(^^)/
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