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- 山城尚子シーサー職人
山城尚子さんより。
シーサーのルーツは中国から琉球に伝わり赤瓦屋根に鎮座し、家々を守る魔除け、福を呼ぶ縁起物として古くから沖縄で親しまれています。
沖縄の珊瑚から取れる石灰、藁、泥を発酵させ合わさり作られたものを「漆喰」と呼び、そうして作られたシーサーが「漆喰シーサー」であります。
この漆喰シーサーが、ほんの少しでも皆さんを癒してくれるよう願いながら、ひとつひとつを生み出しています。
どうぞ可愛がってあげてください。
山城尚子さん インタビュー
―「シーサー」へのこだわりを教えてください。
「シーサー職人」は沖縄にもたくさんいますが、まずは自分の個性を生かしたシーサー作りをしたいと思っています。「シーサー」は魔除けのものですが、魔除けのものって結構怖い顔のものが多いですよね?(笑)だから怖くなくて、家を出入りする人の心が癒されるような表情を作りたいですね。
また雰囲気を柔らかくするために、必ずどこかで「瓦」を使うようにしています。
あとは漆喰を手でひねりながら毛を巻いていくように作っています。そうすることで、顔や毛に流れが出るようにしています。
―「瓦」ですか?
そうです。瓦は昔のものを使います。と、いうのも今の瓦は頑丈で重いため制作にはあまり向きません。
建て壊しの際などには手作業でもらいに行ったりしますよ。
―なるほど!ちなみにシーサーについて教えて頂けますか?
シーサーは魔除けのもので、「獅子」からきています。
口を開けている方がシーサーのオス、口を閉じている方がメスとされています。オスは口を大きく開けて「威嚇、魔除け」を、メスの方は「福を逃さないようにする」為に口を閉じているとされています
オスが向かって右側、メスは左側に飾るのが正しい飾り方です。
―最後に一言お願いします!
「漆喰シーサー」は手作りなので、とても時間が掛かります。このシーサーを見て心を癒してくれる、そんなシーサーをこれからも作っていきたいと思います。
これからは品評会などにも出品して、いろいろな所へ広げていきたいですね。
また、シーサーは日差しや風に当たると、白・グレーっぽくなっていったり、削れていってしまうものですが、そんな風化も含めて楽しんで頂きたいです。
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