和雑貨専門店「四季彩堂」がお勧めする 琉球ガラス です。
琉球ガラス
■琉球ガラスについて
沖縄で初めて琉球ガラスが作られたのは明治時代とされ、大阪や長崎の職人の技術により工場ができあがりました。現代では様々な工房・職人達によって、その技術が継承されてきています。柄・形はもちろんのこと、工房ごとに独自の製法やコツが存在し、味のある琉球ガラスが数多く存在します。すべてが手作りによって作られる琉球ガラス。一人前になるためには10年掛かるとも言われるほど。また琉球ガラスは基本数人のチームで作られることが多く、一つのガラスに何人もの手が加えられています。「沖縄」をギュッと詰め込んだ琉球ガラス。是非お楽しみください。
■琉球ガラスの特徴
◆まずは琉球ガラスの原料ですが、大きく分けて2つあります。1つは「廃瓶」、もう1つは「原料ガラス」を使用したものです。2種類とも出したい色によって使用する原料を変えるというのが1つ特徴でもあります。また製造方法も大きく分けて2つあります。「宙吹き法」と「型吹き法」です。それぞれに特徴があり、職人により選んで使用される技法でもあります。
■琉球ガラスの歴史
琉球ガラスがガラス工芸として脚光を浴びたしたのは戦後、米国駐留軍の需要によってガラスづくりが盛んとなりました。米軍が出すコーラやセブンアップ、ビールなどの廃瓶を用いて色を出し、またコバルトや酸化マンガンなどを混ぜて色を出していました。現在では、それぞれの工房がそれぞれのオリジナルの特徴や技法を用いて、様々な琉球ガラスが作られています。まだまだ本土に出ることが少ない琉球ガラス。手作りの温かさと沖縄を思わせる色合いは昔から変わらずに受け継がれてきています。