和雑貨専門店「四季彩堂」がお勧めする 岩手・南部鉄器 です。
岩手・南部鉄器
■南部鉄器について
岩手県の南部に伝わる鋳物の技術。繊細な鋳肌と重厚感たっぷりの着色が特徴です。その歴史は古く400年もの歳月を経て現在へと受け継がれています。
その優れた品質とデザイン性から近年では中国を中心に世界でも人気が広がってきています。
1975年には南部鉄器が経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定され、伝統工芸士も20名以上いらっしゃいます。
伝統工芸士が作る南部鉄器は、型作りからすべての工程を手作りで制作する為、とても時間と手間がかかります。また作られた型からは多くても2つ程しか作ることができず、同じ形・柄を作ることがとても難しいとされています。
現代の生活にもマッチした南部鉄器をぜひ一度、お使い頂ければと思います。
■南部鉄器の歴史
江戸時代が始まって間もなくの17世紀中頃、茶道に造詣のあった当時の南部藩主が京都から盛岡に釡師を招き、茶の湯釜を作らせたのが始まりとされています。
その後、鉄瓶を始め様々な種類のものが作られるようになっていきました。
またその柄には先人達の知恵も込められており、「鉄」の特徴とも相まって庶民にも広く浸透していきました。
現代にマッチするようアレンジされた南部鉄器も多く製造されています。
400年継承されてきた伝統と美意識。ぜひ味わって下さい。
■南部鉄器の特徴
南部鉄器の特徴はなんといっても重厚感を醸し出している「鉄」にあります。鉄は一度温まると冷めにくいという特徴を持っています
また内部では体内に吸収されやすい「無機鉄」が溶けだすため女性の体などにも良いとされています。
また南部鉄器にはさまざまな種類があります。鉄瓶や急須を始めとし、風鈴や香炉、料理小物や鍋まで幅広く制作がされています。
生活にとけこむ日常品として大変人気があります。
日本を代表する伝統工芸品の南部鉄器。お気に入りの一品を見つけて下さい。