ガラスを思い切り変形させ、大胆な大鉢に仕上げました。
清涼感のある土紋変形大鉢は見る角度を変えて楽しめます。
■沖縄県にある宙吹ガラス工房虹 稲嶺盛吉さん作の土紋変形大鉢です。現在でも以前のまま廃瓶を使用しており、伝統を引き継ぐ工房です。
土紋は読谷の赤土や白土を溶けたガラスに溶融させて出来上がる模様です。陶器のような質感はぬくもりを与えてくれます。ガラスの質感とのコラボレーション。おもしろい作品ですね。
色合いは涼し気なブルーのガラスを主体に割れ目のような赤土が陶器の味を出しています。光にあたるとガラスらしく深い色が透き通ってとてもきれいに表情を変えます。同じようには出来ない一点物であり大作です。
琉球ガラスの現代の名工の稲嶺盛吉さんとその息子さんの盛一郎さんが作る琉球ガラスは、常に新しい発想とチャレンジし続ける意欲から生まれる作品で、どれも独特で見る人々を惹きつけます。「どんな世になろうと欲しくなるガラス、高くても買いたいガラス」でありたいとの想いから作られる琉球ガラス。今後もどんな作品が生まれてくるのか楽しみな作家さんです。
【メイドイン沖縄のガラス】
四季彩堂がご紹介する琉球ガラスはどれも国産です。それぞれの工房で職人の手によって作られた本物の琉球ガラスです。一時ベトナム産のガラスも琉球ガラスと名乗っていましたが現在はしっかりとベトナム産と明記しなければいけません。工房により個性的なガラスをお楽しみください。あなたが探しているガラスがきっと見つかるでしょう。
【琉球ガラスとは】
戦後、駐留米軍が使用したコーラーやビールの色付きガラス瓶を再生して、本来なら不良品扱いとなっていた気泡や厚みが一風変わった素朴なデザインとして活かされ、沖縄独自のガラス文化が誕生しました。現在の琉球ガラスは格段に進化を遂げ、平成10年には沖縄県の伝統工芸品に認定されました。戦後の沖縄を元気にした輝きは今に伝えられています。
【使用上のご注意】
こちらのガラスは耐熱ガラスではございません。お湯のご使用はご遠慮してください。