気品高く聡明なちりめんの兜飾り
細部にこだわった京都での手作りだから出せる雰囲気です。
◆兜を飾るという風習は「武家社会」の習慣が元となっております。五月の節句になると外には旗や吹き流し、座敷には鎧や兜などの武具を飾っていました。
これは梅雨になる前に、それぞれの手入れをするためです。これを真似て庶民が家の前に棚を作り、作り物の鎧や兜、槍などを飾り始めたのが始まりです。
◆武将にとって鎧や兜などの武具は体を守る大切な道具でした。このことから、命を守る大切な象徴とされ、事故や病気から身を守り健やかに成長してほしいとの願いが込められるようになりました。
【大切な端午の節句】
端午の節句は5月5日にあたり、「菖蒲の節句」とも言われています。強い香りで邪気を払う菖蒲やよもぎを軒先につるしたり、菖蒲湯に入ったりすることで無病息災を願いました。
端午の節句は奈良時代から続くとても古い行事です。もともとは月の端(はじめ)の午(うま)の日の事を指しており、5月に限ったことではありませんでした。
江戸時代に入ると、「菖蒲」から「尚武」の節句とされ、武士の間で盛んに祝われるようになりました。
現在でも昔でも、生まれてきた男の子の健やかな成長を祈る気持ちはみなさん同じですね!
【五月人形の出し入れ】
まず飾り付けの方角についてです。「どの方向にむけたら良いか」を気にされる方がいらっしゃいますが、特に方向の指定はありません。
またこちらも特に決まりはありませんが、飾る時期に関しては春分の日頃から4月中旬頃までが良いのではないでしょうか?片づける時期に関しては5月の中旬頃でも構いませんが、雨の日に片づけをすると湿気を含んでしまいますので、できれば晴れの日のをお選び下さい。
【五月人形は代々受け継ぐもの??】
五月人形は一人一飾りが基本と言われています。一つの人形が生まれた赤ちゃんのお守りとなり、その厄を背負いこむと考えられているからです。ただ地域によっては代々受け継いでいく場合もありますので、お母さんやお父さんに聞いてみるといいかもしれません。
その人形が役目を終えてしまった場合は神社などで、人形の供養をしてあげることも大切です。
サイズ |
(幅)300mm×(奥行)250mm×(高さ)300mm |
素材 |
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産地 |
京都府 |