手描きされたたくさんの縁起物
扇骨が長いため優しい風を感じることができます。
◆「京扇子」は京都・滋賀を中心とした国内で生産された扇子のことを言います。京扇子が出来上がるまでには骨作りや地紙作り、絵付けや組み立てなど約88の工程があります。そのすべてが熟練した職人の手により施されていきます。すべての作業が分業となっているのも京扇子の特徴の一つです。
京扇子はさかのぼること1200年程昔、平安時代に使われていた「檜扇」が起源とされています。長い年月をかけて「用の美」を追求し、今日に至っているのです。
京風庵大むらでは先人たちの伝統を受け継ぎながら、素材である竹や和紙は国産にこだわり、絵柄もすべてを手描きで制作をしています。扇子を永く使っていただきたいとの想いを込めて扇子づくりをされています。
【骨の多さは京扇子ならでは】
京扇子と比較をされる「江戸扇子」。その違いについては、「製造工程の違い」が挙げられます。京扇子についてはすべての作業が分業制となっており、約80を超える工程を経て出来上がります。
また「骨の数」にも違いがあります。骨の数は「間(けん)」で表し、60間もある扇子を作れる方は京都でもとても少ないそうです。骨の数が多いほど風当たりが良くなり高級に見えます。「美」を追求した京都ならではの特徴とも言えます。
【ご使用上の注意】
扇面は土佐和紙を加工したものを使用しています。水などが掛からない様十分にご注意ください。また塗骨・染骨の扇骨は汗や摩擦により、場合によっては色落ちし他の品物に色移りする場合がございますので、合わせてご注意くださいますようお願い申し上げます。
商品の特質上、骨折れや竹のささくれ等でけがをする事がありますので充分にご注意ください。
【持ち運びの際は「ケース」がオススメ】
扇骨のほとんどは産地に関わらず、竹を使用したものがほとんどです。竹は縦に繊維が走っており、横向きからの力には大変強いですが縦向きからの力には弱いという特性があります。扇骨に関しましては万全の検品を行っておりますが、持ち運びの際にポケットなどに入れておくと繊維の引っ掛かりなどにより削げが刺さるなどの事故が起こる場合がございます。
持ち運びの際には扇子ケースや絹製のハンカチなどにくるむことをオススメ致します。扇子を長持ちさせることにも繋がりますのでぜひご利用くださいませ。
サイズ |
(長さ)200mm |
素材 |
和紙・竹 |
産地 |
京都府 |
京扇子 |